クロアチアのグリーンフィールド産業ガスプラントに対するEBRD融資3,150万ユーロ

欧州復興開発銀行（EBRD）は、イタリアの大手産業ガス生産会社2社によるクロアチアの共同生産プロジェクトであるOXY Technical Gases（OXY）に3,150万ユーロの長期融資を提供し、ガス供給施設の建設と運営を支援している。ザグレブ近郊のヴェリカ・ゴリツァにあるグリーンフィールドの最先端空気分離装置（ASU）。 EBRDの融資による収益は、建設工事と設備の購入に共同融資される予定だ。 プロジェクトの総費用は 5,150 万ユーロです。

OXY は、イタリアの大手産業ガス生産会社である SIAD グループと SOL グループが新たに設立した合弁会社であり、両社はこの地域での国際展開のために初めて提携することを決定しました。 クロアチアでのプロジェクトは、液体酸素、窒素、アルゴンなどの高純度ガスの品質向上と安定供給に貢献します。 極低温で生成されたこれらのガスは、クロアチアおよび近隣諸国の病院、工業工場、その他の消費者など、SIADとSOLの顧客に供給されます。

EBRD中央ヨーロッパ担当ディレクターのビクトリア・ジンチュク氏は次のように述べた。「EBRDは、中央ヨーロッパにおけるSIADの拡大にさらなる支援を提供できること、そしてクロアチアでのこの革新的なプロジェクトを通じてこの協力がSOLグループに拡大されることを非常にうれしく思っています。」 また、この素晴らしいプロジェクトを支援することで、クロアチアで 45 件の新たな雇用の創出に貢献し、ヴェリカ ゴリツァ市の若くて教育を受けた人々に興味深い仕事の機会を提供できることを嬉しく思います。」

SIADグループの社長兼最高経営責任者であるロベルト・セスティーニ氏は次のように述べています。「EBRDとの協力を継続できることを光栄に思います。EBRDはすでにこの地域での以前のプロジェクトの1つを支援してくれています。」 EBRD の支援を得てプログラムに取り組むことは、事業を展開している国のすべての利害関係者にさらなる価値を生み出すプロジェクトを実行するというコミットメントをもたらします。 この特別な取り組みは、産業用および医療用ガスの現地生産の増加につながるでしょう。」

SOL グループの社長兼 CEO、アルド・フマガッリ・ロマーリオ氏は次のようにコメントしています。「EBRD がクロアチアでこのプロジェクトを支援していることに特に満足しています。 このような重要な金融機関が私たちを支援してくれることは、私たちのモチベーションを高めるだけでなく、SIAD と SOL の信頼性を強調するものでもあります。」

過去 30 年間にわたり、EBRD はクロアチアに約 45 億ユーロを投資しており、その 70% 以上が民間部門に、持続可能なインフラ整備に 10 億ユーロ以上を投資しています。 2022年、EBRDはクロアチアのさまざまな分野に3億ユーロを投資した。